貧困拡大社会にNO!生活保護引き下げ反対集会@アイム立川に参加しました!
集会では雨宮処凛さん、ソーシャルワーカーの山岸さんによる貧困や生きづらさについてお話をうかがいました!

雨宮処凛さんの話は、北海道の姉妹餓死の話から始まり、小田原ジャンパー問題、韓国の若者の貧困事情やそれに対する運動の動向…
貧困問題というのが今やいかに大きな問題か、殊にロスジェネと言われる人たち(バブル崩壊後から約10年間の期間に就職活動をした人たち、1970年~1982年頃に生まれた世代)がいかに割を食ってきたかということが伝わってきました。

続いて、ソーシャルワーカーの山岸さんによる「ソーシャルワーカーが語る生きづらさからの脱出法」のお話も非常にためになりました。山岸さんのお話の中で特に印象的だったのが「メインストリーム的な生き方のしんどさ」でした。
メインストリーム的な生き方…すなわち学校を卒業して、賃金労働者として就職して、週5日、毎日満員電車に押し込められながら朝から晩まで働いて、常に仕事の成果を求められながら上司や部下からの圧力に汲々として、休日は疲れて何もできない…みたいな生き方。世間巷では王道とされるこんな生活、実は結構しんどいのではないか?そんな生き方に自分を無理に当てはめるのは正しいのか?という投げかけでした。
自分自身、会社員でメインストリーム的な生き方をしてきて、自分の周囲でも大半はそんな生き方をしていたので、このしんどさがとてもよくわかりました。
これからの生き方というのは、一つの規範を設けてそれに近づけようとするのではなく、生き方や生活の多様性に対する理解が浸透してゆくべきではないのかと思いました。

追伸:
また、後に雨宮さんの著書・『非正規・単身・アラフォー女性 「失われた世代」の絶望と希望』 (光文社新書)も読みました。
就職氷河期にぶつかり、多くがフリーターや派遣という非正規となっており、次第に仕事、お金、結婚、出産、病気、老後、親の介護、孤独の問題と直面し…という現在のアラフォー(ロスジェネ世代)女性にインタビューを集めた珠玉の一冊です。