【選択的夫婦別姓に賛成します】
6月の立川市議会で「選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書を国に提出することを求める請願」が賛成多数で採択されました。私は選択的夫婦別姓制度の導入には以下の理由によって大賛成です。(本当はもういくつも理由があって議会でも全部言いたかったんですけど、多すぎるのも聞き苦しいので3点に集約させました)
動画も是非ご覧いただけると嬉しいです。

【主張の概要】
① 選択的夫婦別姓に賛成している人は多い!
世論調査でも6割の人が賛成しているということです。特に賛成の割合は年齢が若くなるほど高くなっています。6割を超えている時点で民意と言えるし、それにこれから結婚して姓の在り方を決める若い世代の意見を尊重するべき。そんな状況で選択的夫婦別姓制度導入をしないというのは、政府の怠慢では?

② 現状の夫婦同姓の現状があまりにも男女不平等!
現行は夫婦同姓で男女どちらの姓を名乗ってもOKです。なのに実際は96%の人たちが男性側の姓を名乗ってる…普通に考えておかしくないですか??この傾向は戦前からの家父長制の名残と解釈せざるを得ず、そういった旧弊を変えていくためにも夫婦別姓という選択肢を用意すべきだと思う。

③ 夫婦や家庭の在り方って、当人達が対等な立場の元で一緒に考えてゆくべきもの!その在り方も多様な選択肢が用意されるべき!
夫婦や家庭を形作るのは社会規範や家ではなくて、自分たちできちんと話し合い、相互の尊重と対話によって形成されるべきものだと思う。それに際して社会が用意するべきは制限や縛りではなく、多様な選択肢であることは言うまでもない。あと蛇足ながら、私自身は万年片思いで、当面結婚や家庭を持つ目途が立っていない(笑)でも将来はパートナーと、どんなパートナー関係であるべきか、どんな家族であるべきか、一緒に話し合い、試行錯誤しながら、一緒に考えながら作っていきたい!そしてその時までには夫婦別姓という選択肢も自然と用意されていることを願ってやまない!

以上のことから、政府は早急に選択的夫婦別姓制度の導入の検討を始めるべき!

 

―――――――――以下原稿から―――――――――
請願第1号「選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書を国に提出することを求める請願」について、以下3点の理由により、委員長報告に反対、請願内容に賛成の立場で討論をいたします。
第一に、今や選択的夫婦別姓制の導入は紛れもない民意であることです。「陳情の理由」にも記載がありますが、内閣府が公表した世論調査によると選択的夫婦別姓に対する賛成・容認の割合は6割を超えており、反対の3割を大きく上回っています。今や世論は選択的夫婦別姓に賛成であるということに異論の余地はありません。このように世論が支持しているにも関わらず、それを無視してしまっては、政府による立法不作為だと糾弾されても致し方ないことと考えます。政府は民意を真摯に受け止め、早急に選択的夫婦別姓制度導入に向けた検討を始めるべきです。
第二に、現在の夫婦同姓の現状が非常に家父長制的で有り、変えてゆかねばならない、そのように考えるからです。民間のブライダル会社によって行われた「結婚と苗字に関するアンケート調査」によれば「自分の名字は好きですか?」という質問には男女ともに50%以上が「好き」だと回答。また、「Q.結婚後、自分と結婚相手どちらの苗字を名乗りたいですか?」という質問では「自分の名字を名乗りたい」という未婚女性は34%もいました。しかし現実には女性の名字を夫婦の姓としているのはたったの4%。実に96%の女性が姓を変えていることから、多くの女性が不本意ながらも改姓を迫られていると解釈せざるを得ません。本来であれば現代の婚姻は「両性の合意にのみ基づいて成立するもの」であり、建前上は男女平等の「夫婦同姓」であるはずです。しかし、それにも関わらず96%の女性が姓を変えている。これは「男性の姓に合わせるべきである」という家父長制に由来する社会的圧力が存在していると思わざるを得ません。そのような家父長制の旧弊を払底するためにも選択的夫婦別姓制度を導入すべきだと考えます。
最後の理由は、夫婦や家庭の在り方というのは、本来当人達が対等な立場の元で一緒に考えてゆくべきもので有り、その在り方も多様な選択肢があって然るべきだと考えるからです。夫婦や家庭の在り方というのは、本来、社会規範やあるいは「家」というものによって縛られるべきものではありません。夫婦や家庭を形作るのは社会規範や家ではなく、自分たちできちんと話し合い、相互の尊重と対話によって形成されるべきものだと考えます。なお、私自身は万年片思いで、当面結婚や家庭を持つ目途が立っていませんが、それでも将来はパートナーと、どんなパートナー関係であるべきか、どんな家族であるべきか、一緒に話し合い、試行錯誤しながら、一緒に考えながら作っていきたい、そしてその時までには夫婦別姓という選択肢も自然と用意されていることを願ってやみません。夫婦や家族の在り方は、当人自身が考えるべきであり、そのために社会が用意するべきは制限や縛りではなく、多様な選択肢であることは言うまでもありません。以上の理由から、私は早急に選択的夫婦別姓制度を導入すべきだと考え、本請願についても採択すべきものだと強く主張し本討論を終了したいと思います。以上。