先日、砂川学習館建替え工事の工期延長の説明会に参加しました。
原因や今後の対応について伺ってきましたが、これまでの経緯も改めてご紹介させていただきます。
なお、資料等については下記HPにも載っております。
https://www.city.tachikawa.lg.jp/shisei/machizukuri/1005234/1005450/1005453/1022267
【そもそも砂川学習館とは…】
立川が砂川町と合併する前の、町役場があった場所(立川市砂川町1-52-7)にある学習館です。
学習館としての機能はもちろん、子育てひろばなど、子育て支援など地域において重要な役割を果たしてきました。
また、町役場があった場所として、砂川の歴史を象徴するような場所でもあります。
中には砂川の歴史を展示するコーナーもあり、これまで議会内でもこの展示コーナーを残すか残さないか、大きな議論になっていました。
山本は砂川町役場の跡地として、便利なだけの画一的な学習館や子育て支援としての機能だけではなく、砂川らしさ、砂川の歴史を感じることができるような展示を残せないか、文教委員時代にも取り上げてきました。
結果として、歴史展示を残していく方向性でデザインが検討されています。
【何が起きた?】
こうした議論も経て、いよいよ昨年4月から休館、解体が始まり、建替え工事が始まりました。来年2月には完了し、来年度中には開所となる予定でした。工事は順調に進むと思われていましたが…
4月に作った、1階部分のコンクリートが強度試験で不合格に…結果として一旦コンクリートを撤去した上で、再びコンクリートの打設からしなければならないとのこと…
【原因は?】
詳細な原因は調査中のようですが、水とセメントの比率において水が多すぎたとのことです。
【延長期間は?私たちの負担は?】
当初の完成が来年2月から8月へ半年延長になることになりました。その間、市民の皆様には、こぶし会館などの代替施設の使用をお願いすることになります。また、こぶし会館も建替えを控えていますが、こちらの時期も先送りにしなければならなくなります。
また工事においてもコンクリート打設は相応の騒音や振動が発生します。近隣住民の方にもそういった負担をおかけすることになってしまいます。
また費用面については、原則として責任は施行者側という認識です。一旦は一層かさんだ費用は市で負担するものの、増額分については施行者に負担を求めていくことになろうかと思います。今後、法律面での補償等についても検討が始まるかと思います。
こうしたことは建設業界においてもかなり稀なことのようで、どうしてこのようなことが起きてしまったのか、また私たちの負担が少しでも小さく済むよう、
また竣工後もきちんと使えるよう、今後も注目していきます