厚生産業委員会の行政視察として愛知県東海市の学童保育事業(29日)、大阪府和泉市の認知症カフェ(30日)を見てきました!
学童保育も認知症対策も当然立川市においても大きな課題となっています。本当に参考になる良い視察でした。
特に学童保育については立川市は26市でも待機児童数がトップで深刻な問題となっており、
今回の視察を通じて、他の議員の方々もこの問題に対する答えを見出したようで、
今後の動きが大いに期待できます!

東海市の取組みで(立川市にとって)先進的だったのは主に以下の2点でした。
① 学校内の教室を活用して学童保育を実施している
東海市では、各学校の教室(図工室、図書室、多目的室など)を放課後は学童保育の教室として活用しています。
厚労省の定めた基準にも則っており、質の担保もきちんとされていたようでした。
視察でも現場を拝見させていただきましたが、大きな問題なく運営されていたように感じます。
一方、立川市では余裕のある教室がないとして、活用が十分になされていないのが現状です。
なぜ立川市は余裕教室がないのか、他の同僚議員の方達とも色々話し、
「教育委員会や学校が「余裕のある教室」についてあまりにも厳しく考え過ぎ」
「設備や備品の損壊や紛失などの責任の所在等が不明確になるから貸しづらいのではないか」
「東海市の事例等を紹介すれば前向きに検討してくれるかもしれない」
等、活発な議論がなされました。
今後の展開に期待すると共に、私も議会でこのことを紹介していきたいと感じています。

② 学童保育と同時に「子ども教室」という取組みも実施している。
東海市では、学童保育と同時に子どもたちに地域のボランティアを講師とした体験教室を実施しています。
内容は昔遊び、工作、手芸、料理、音楽、スポーツなど、幅広い分野で週2回実施されており、保護者からも子どもたちからも大変好評だとのことでした。
視察では「脳トレ」がテーマで子ども達も非常に楽しそうに取り組んでいました。
こうした活動は大きな費用をかけずに実施できる事業です。
是非、立川市でもこういった活動を取り入れていけないか、検討していきたいと思います!