日の出町に水質調査へ行きました。恥ずかしながら日の出に行ったのは今回が初めてでした。初めて日の出町へうかがい、自然の豊かさに圧倒され、多摩中のゴミがここに集められていたことがにわかには信じられませんでした。水質調査では10人近くの方が集まり、また専門の先生もお招きし、各地から採取した水を調査し、各記録を取りました。処分場による汚染の影響が未だに残っていることをうかがわせるような試験結果もあり、立川市のゴミが引き起こしてしまったことの大きさを実感します。
立川市においては立川市一般廃棄物処理基本計画において2R(Reduce=ごみの発生抑制、Reuse=再使用)を推進しようとしていますが、実態は極めて厳しい状況です。統計上は一見ゴミ発生量が減少していると発表されていますが、減少分のほとんどは事業系ゴミで、家庭ゴミの発生量はほぼ横ばいです。更に減少分の事業系ゴミのほとんどは立川市のゴミ処理場ではなく、埼玉県の処理場(彩の国)へ運ばれているだけではないかという事実を9月の議会において指摘したところ、立川市はその事実を認めて更に立川市はその量も把握しており、ゴミの総発生量はむしろ増えているとのことでした。また分別の状況も、プラスチックゴミの中に異物や汚れたゴミが混入してリサイクルできないゴミが多くあり、また燃えるゴミの中にも紙や綺麗なプラスチックなどリサイクル可能な資源ゴミが20%~25%程度混入しているケースが多いとのことです。市としても発生量も分別率も改善させることに頭を抱えているようです。
ゴミ処分場の問題を知り、改めて立川市へのゴミ発生の抑制、リサイクルを推進できるような枠組みを本気で取り組まなければならないと痛感しました。今後もゴミ問題に向けて積極的に政策を提言してゆきたいと思います。

ちくりん舎のシンボル

 

調査対象の水を取る

 

ちくりん舎

 

調査の様子

試薬に入れて色の変化で分析する