この4月以降、会派構成や新たな役職が変わったので改めてご報告します。
【会派構成:現在の立川市議会では公明党が最大会派、一人会派が6人も…!】
自民党・安進会にいらっしゃった粂川議員や江口議員が一人会派となり、最大会派は公明党となりました。
また一人会派の人数も6人となっています。
私が議員になった時は自民党・安進会が最大会派、また自分がいた一人会派も3、4人しかいなかった時代と比較すると色々と大きく変わったなあと感慨深く…
【議長は福島議員が2回目の就任、副議長には異例の一人会派から大石議員が】
議長も副議長も投票によって選出されました。
議長は福島議員が全会一致で当選。
副議長は意見が割れ、共産党の浅川議員(11票)、一人会派で国民民主党の大石議員(15票)で対決。
過去に例のない一人会派の大石議員が当選しました。
【監査役は稲橋議員が就任、会派代表はわたなべさんに交代】
議長、副議長、監査は「三役」と呼ばれ、議会内でも最も重要なポストの一つと言われています。
監査は、行政の決裁文書などを精読し、問題やミス等がないか、チェックする役割が求められます。
業務量は結構多い一方、独立性などの観点から一般質問等は控えることになっています。
今回は監査役には私と同会派の稲橋さんが選出されました。
また、ダメではないにしても監査役に就くことから、会派代表をわたなべさんに交代することになりました!
【最後に…】
前市政においては、市長も議席数もいわゆる「自公」が完全過半数を固めており、
役職選びも折り合いがつかなければ最終的に多数決という手段になるため、
対立する以前に、いわゆる「野党側」が譲歩せざるを得ないという状況だったのが、
市長選で自民系会派から2人辞職し、自公系の議席数が減って拮抗しかかっていることや、非自民系市長誕生などを経て、
対立場面が増えたりや緊張関係にあると感じる今日この頃です。
「民主主義は多数決」とよく言われがちですが、数の力で押し切ることは「民主主義」の名の下で非常に暴力的な力を振るうことになるのではないでしょうか。
決着がつかない場合の最終手段としては仕方ない側面もあります。
しかし議会は数の力で殴り合う場ではなく、話し合いで決める合議体です。
また、党派や会派を超えて議会全体としてまとまらなければならない場面も度々あります。
主張や立場を異にしながらも互いの信義と誠実さを信じながら最後まで話し合いの可能性を捨てたくないと思っています。
地方自治は「民主主義の学校」と言われています。
立川市議会は26人(定数28人)と、学校の1クラス分になるかならないか程度の人数です。
つまりお互いの顔や名前はもちろん、お互いどんな人であるか、知り合える関係にあります。
この中でどれだけ公平公正で民主主義的な運営ができるのか、試されているよなあと日々感じています。
こうしたことを踏まえながら、残りの任期も市民にお見せして恥ずかしくない議会の在り方をこれからも追求していきます。