3月の議会報告 -文教委員会編-

こんばんは。

あっという間に2022年も3月半ばです。

花粉症に悩む、事務所スタッフの鈴木千尋です。

議会傍聴記録として、今回は文教委員会より、2つのテーマをピックアップしました。

水泳授業における民間等室内プールの活用の検討について
学校給食について

【水泳授業における民間等室内プールの活用の検討について】

まずは、学校のプールを一つ作るのに、約1億円から1.8億円かかること、ご存知でしたか?

プールの水質管理や掃除、泳法指導などでもかなりの学校側、特に教師の負担が大きいとされてきました。

また、短時間のプール授業では、着替えや体操、片付けなどの時間も含めると、実際に水に入る時間が少なく、十分な泳法指導までできないことも問題でした。

それに加えて、屋外でのプール授業では、水が冷たいことによる、子どもたちのプールへの苦手意識も増えます。

それらの解決法として提案されているのが、民間の室内プールの活用です。

民間の専門家の指導も受けられれば、ある程度の泳法を学校教育の中で身につけられると考えられています。今後は、泉市民体育館、柴崎市民体育館など、市のプール施設を活用することも検討中だそうです。

もちろん、それを実現するにしても、移動に係る時間や安全性の確保、防災用水としての機能、新たな費用負担等をどうするか、

クリアすべき課題は少なからずあるのも事実です。

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【学校給食について】

学校給食は令和4年度より、358円から328円へ値下げします。今後は地元野菜の使用も増えていくそうです。新しく学校給食共同調理場も設立され、一部中学校での学校給食も始まっています。

↑2年前に立川市議会でやった一部中学校で実施されている弁当配食の試食会でのお弁当(生徒さんは自宅からのお弁当か、このお弁当か選べる)

正直言ってあまり評判はイマイチ。山本的にはこれが給食になるなら「理想ではないけどベター」ということで共同調理場を作るという趣旨には賛成という(その引き換えに小学校の給食室を無くすということもやろうとしているので結果的には反対してきた)。

ただ、個人的には、大きな調理場設立へのデメリットもあるのではないかと思います。私が子どもの頃は、小学校の一階に給食センターがあり、昼休みが近づくと、学校中にいい香りが漂ってきました。毎日あたたかい、出来立てのごはんが提供され、それを楽しみにしていました。センター式となると、どうしても調理場から離れた学校は、ごはんが冷めてしまうのでは?と懸念しています。

山本もこれまで、現在稼働している小学校の給食室は廃止して大型調理場を建設することには反対してきました。

本文教委員会では、保護者等に向けた共同調理場の試食会が開催されたことも報告され、「おいしい」という評価をいただいた、とのことでしたが、

「それはできたてだからおいしいのでは?できあがりから配送されるまでの時間を想定して試食をしたら結果も少し違うのでは?」

とうがった見方もしてしまいます。

今後も、立川市の文教委員会の動きを、ウォッチしていきたいと思います。