立川市議会議員の山本です。

今日は議員研修ということで、西砂の立川市総合リサイクルセンターでの研修でした!

今回の研修は大きく「プラスチックごみ分別体験」、「収集事業者から聞く現場の話」という収集や分別の現場を味わえる内容で、本当に有意義でした。

 

収集事業者から聞く現場の話                             

朝、家を出ると収集事業者の方たちが走りながら収集しているのを見て、本当にご苦労様ですといつも思っていました。

彼らは実際どのようなことを考えているのか、どんなことに困っているのか、私たちが心掛けるべきことは何か、そういったことを聞く、貴重な機会になりました。

是非、これを読んでいただき、市民の皆さんの今後のごみ出しに少しでも参考になれば幸いです。

【収集に際して困っていること】

・雨風が強いとき、いつもと違う場所に置いてあることがある。雨が袋に入らないようにという配慮かもしれませんが、見落としや取りに行くのに難儀することもあるので、いつも通りの場所に出してほしい。

・ゴミ出しが一歩遅れてしまった時、直接ごみ収集車に投入する人がいるが、危ないのでやめてほしい。収集作業員に一言言ってくれれば対応するので…

・回収日が同じ日だけど一緒に回収するわけではない。缶と燃えるゴミを一緒に入れないでほしい。

・ビンと缶は袋に入れずあくまでカゴやバケツに直接入れる(多分、袋に入れるとそれの処理が大変)

・袋が空いていることがある。感染症対応的にもきちんと閉じてほしい。

・ビンやペットボトルは蓋やラベルを取り除いていないことが多い。

 

これは現場で日々収集に携わっている皆様のお気持ちです。

是非是非、少しでも多くの方がこのことを心にとめていただけることを願っています!

 

プラスチックごみ分別体験                                 

さて、収集事業者の方が回収してリサイクルセンターに持ち込まれた後は、プラスチックごみはまず、こちらに貯められ、クレーン上げて落とす、ということを何度もしてかくはんし、その上で破砕機に入れられます。

目の前で見るとなかなか迫力があった(これを見たのは去年の秋だったが)

破砕後は、風などの力であまりにも重くて明らかに容器包装プラスチックでないものは選別され、ベルトコンベヤにやってきます。

 

てわけで……

私も体験してみました!

(後ろの対馬さん、カメラ目線いただきました!撮ってくれたくぼたさん、ありがとうございました!)

こんな感じ、次から次へと流れてくる

割りばし発見!これは明らかに異物

このベルトコンベアでは人の手によって、容器包装プラスチックでないものや、汚れが著しかったり、中身の液体等が残っているものを避けていく作業になります。

環境に超うるさい山本でもいざ流れてくるプラゴミを前にすると、OKなのかそうでないのか…

意外と判断できないことが多く、、、隣のプロの方に聞くことばかりでした。

 

ここで、自戒も込めて、間違えやすい容器包装プラスチックの分別!

・ストローは製品プラスチック!

これは自分も他の参加議員のほとんども知らなかったこと…ストローは「容器包装」ではなく製品プラスチックだとのこと!(言われてみればその通りなんですが…)

実際にはかなり混ざってしまうし、成分的にも容器包装プラスチックとあまり変わらないのでしょうが、分別上は製品プラスチックで出すべき、ということです!

自分自身も製品プラスチックはほとんど出さなかったので、完全に死角でした。

同じ感じだと歯ブラシとか、ハンガー、クシとかも小さくてプラスチック製でも製品プラスチックとなります。

 

・カップ麺は紙の場合とプラスチックの場合がある!

これは私も知っていましたが、これもかなりの数が流れていました。

紙製品のカップもたくさんあります。

触ったときの質感だけでは発泡スチロールなのか紙なのか判別がつきづらいので、

容器の記載にご注意を!

一番わかりやすいやつだと「カップヌードル」は紙です!

洗えば雑紙として古紙回収できるはずのものですのでご注意を!

 

こうして私たちが出したプラスチックごみは人々の手選別によってリサイクルがされます。なかなか防護服も暑かったり動きづらかったり、その中で流れ続けるベルトコンベアで日々携わってリサイクルに貢献してくださっている皆様には本当に感謝の念をいだきます。

 

さて、こうして、ベルトコンベアを経た後、ブロック状にプレスされ、リサイクル業者への引き渡しとなります。

プレスしてサイコロ状にして紐で縛る機械がある

最終的にこうやって固められる

このプラスチックのブロックはどれくらい純度が高いか(汚れたものや異物が入っていない)で等級が決められており、立川市では市民の皆さんとリサイクルセンターのご努力により、Aランクを取り続けているということです(たまに抜き打ち検査があって、それによって等級が決まるそうです。だから手を抜いたりとかはできない)。

 

このランクによって引き取り金額(助成金)が決まります。

つまり、どれくらい分別できているかで、市税の負担が減り、結果的に私たちへの市民サービスに繋がってくるわけです。

というわけで、私も改めて分別を徹底させようと意志を強くするとともに、

この思いを少しでも多くの市民のみなさんと共有できればと強く願っております。

 

読んでいただきありがとうございました!

#立川市